2011年12月13日火曜日

レポート:天才ハイスクール!!!!第一回展覧会

11月24,25,26日の三日間で、美学校・「天才ハイスクール!!!!」による展覧会「カミングアウト!!!!!!!!―親戚のお姉さんのパンツを食べたことからはじまる―」が、「GARTERギャラリー」、「素人の乱12号店」、「なんとかBAR」の三会場を使って行われました。

「恥」をテーマに行われた今回の展示の様子を写真で振り返ってみたいと思います。三会場あるので、その分写真がたくさんあります。ご容赦を。


まずは会場に向かって、北中通り商店街を歩いていると目に入ってくるのがコレ↓涌井智仁さんの作品です。本家の今年の漢字は「絆」だそうですが、「恥」の方がよっぽどふさわしい気がします。


キタコレビルに入るとまずは先ほどの涌井さんの作品が。写真奥に見えるのは国会議事堂です。



下の二つの写真は臼田知菜美さんの作品です。道行く人からタバコを一つずつもらっていく映像作品と実際にもらったタバコが展示されています。これ吸っていいそうです。



二階に上がると、西村健太さんと宮嵜浩さんの作品が目に飛び込んできます。


月に見える映像は、自分の精子の拡大映像だそうです。下の写真は、自分が今までしてきた自慰によって、死んでいった数多くの精子達ために買った月の土地の権利書。



会場変わって「素人の乱12号店」へ。下の写真は志水佑さんの作品です。




堅田好太郎さんの作品↓ 中央の映像ではドキュメンタリーが流されていました。内容は、昔嘘をついてお父さんにアダルトビデオを買ってもらった恩返しとして、今度はお父さんにアダルトビデオを買ってあげるというものでした。面白かったです。


そしてメメントモリをテーマに作品を作っているキュンチョメさんの作品↓


骨壺は将来自分が入るためのものだそうです。周りには、自分が子供の頃に遊んでいた動物のおもちゃが散りばめられています。



「遅延証明書」=「人身事故で人が死んだ証」で人型のステンシルを作り、それをうつした作品。



「素人の乱12号店」を後にし「なんとかBAR」へ。なんとかBARではお酒を飲みながら作品を見たり、作家の方と話すことができました。






トイレの中にも作品が。トイレットペーパーで作られています。


会場には「天才ハイスクール!!!!」講師の卯城竜太さんもいらっしゃいました。


そして今回の展覧会のディレクションを担当した中村奈央さん。


ちなみに27日は展覧会場の近くのバー「コクテイル」で、美学校についてのトークショーが行われていました。出演者は、美学校代表の藤川さん、美学校・「久住昌之マンガ視聴覚室」講師の久住昌之さん、元美学校生で、イラストレーター、エッセイストの浅生ハルミンさんでした。美学校で講師をしていた赤瀬川原平さんの話を中心に、色々な話が聞け、こちらもとっても面白かったです。(皆藤)




2011年10月24日月曜日

ハイロと美學校

10月22日に「ハイロと美學校」というオールナイト上映会が美学校で開かれました。



ハイロは1970年に"どこの誰のどんな作品でも上映する"というポリシーを基に生まれた無審査自主映画上映団体で、現在も二ヶ月に一回ライブハウスAPIA40でオールナイト上映会を開いています。ハイロでは、その名前(ハイロ=8 16)からもわかるように、主にフィルム作品を上映しています。

以下写真にて、40年の歴史を持つそのハイロと同じく40年の歴史を持つ美学校が「ハイロと美學校」という形で行った初コラボレーションの様子をご紹介します。



会場の様子です。オールナイトにもかかわらず30名以上のお客さんにお越しいただきました。公募上映では、各作品上映後に作家さんの解説とハイロのほしのあきらさん、タケヒロ雄太さんとのトーク、お客さんからの質問などもありとても盛り上がっていたようです。上映作品はフィルムのみならずDVD作品もあり、美学校生の作品も上映されました。




今回はフリードリンク制になっていて、お酒はもちろん薬膳サングリアや漢方チャイなども振る舞われました。ちなみに恥ずかしながら私も「地獄のガソリンカレー」(という名のただのグリーンカレー)を作りました。映画「マッドマックス2」のヒューマンガスがカレーを作るという設定です。外見はともかく、美味しいグリーンカレーができたと思います。



今回の上映会では、作品上映の他にフィルムワークショップも行われました。線香や釘、ヤスリなどでフィルムに直接傷をつけ、マチエールを作っていきます。この時点で早朝の4時です。



みんなで作り上げたフィルムをその場で上映します。フィルムに線香で穴をあけると下の写真の様になりました。





朝まで盛り上がった「ハイロと美學校」は終了予定の6時を超過し7時半に終了しました。ちなみにスタートは23時30分。お越しくださったみなさん、長丁場お疲れさまでした。そしてありがとうございました。次回のハイロは11月18日にあるそうです。よろしければ足をお運びください。(皆藤)


2011年10月18日火曜日

美学校内にある棚ガレリが一周年を迎えました。

みなさんは美学校内にある棚ガレリというギャラリーはご存知でしょうか?




棚ガレリは美学校の廊下にある本棚の一段を展示スペースとして、昨年10月10日に開廊したギャラリーで、運営はラド・コモンズが担っています。本棚の一段というその小さなスペースで、開廊以来一年間で12回展覧会を行い、先日10月10日に一周年を迎えました。





現在までに棚ガレリで展示を行った作家さんは、新・方法(平間貴大、馬場省吾、中ザワヒデキ)、川染喜弘、愛☆まどんな/穏やか、渋家、齋藤祐平、LG ウィリアムス、大塚聰、林香苗武、馬場省吾(写真)、中島晴矢、大山エンリコイサム(敬称略)のみなさんで、どの作家さんも本棚という小さなスペースをうまく利用し素晴らしい展示をしてきました。

現在棚ガレリではベアトリッツ・イングレシスさんの展示が行われています。繊細で見応えのある展示ですので、美学校にお越しの際は是非ご覧になっていってください。ベアトリッツさんの展示は11月18日までです。(皆藤)




2011年9月21日水曜日

手ぬぐいワークショップレポート

9月18、19日に手ぬぐいワークショップが行われました!
シルクスクリーンの技法を学びながら、オリジナル手ぬぐいを作っていきます!
先生はシルクスクリーン工房講師の松村宏さんです!









台紙に貼られた刷る前の手ぬぐいです。この手ぬぐいに刷っていきます。 






  まずは下絵を書いていきます。






下絵を版に起こします。




 一枚一枚手ぬぐいに刷っていきます。






出来上がりです☆
素敵な手ぬぐいができました! (皆藤)